PL第27節 トッテナム vs アーセナル

PL第27節(2018/2/10)、トッテナム対アーセナル(ノースロンドンダービー)のマッチスタッツと試合分析です。

今季トッテナムのホームとなっているウェンブリー、日本時間21:30キックオフの試合。5位(トッテナム)と6位(アーセナル)の直接対決であり、灼熱のノースロンドンダービー、のはずがあんまり激しくなかったような気がする。。。はぁ。

1. マッチスタッツ

TOT マッチスタッツ ARS
1 スコア 0
6 枠内シュート 1
18 シュート 6
49.9% ポゼッション 50.1%
494 パス 509
10 コーナー 2
14 タックル 12
23 クリア 22

タックル数からも落ち着いたノースロンドンダービーだったことがうかがえる。いつもだったら各所で激しいデュエルが繰り広げられるところ、なんだか肩透かしをくらった印象。がっかりです。ポゼッションやパスは同等だが、シュート数やコーナーからわかるようにホームのトッテナムが圧倒してました。よく1点ですんだなこりゃ。

2. フォーメーション


トッテナムは4-2-3-1

最前線はいつも通り最強最悪のケイン。他も見慣れた顔ぶれに見慣れたフォーメーション。パリサンジェルマンから加入したルーカスはベンチスタート。サイドバックは若い二人。オーリエも戻ってきているがトリッピアーの調子が良いのでなかなか出番がないか。

※得点者
49分 ケイン(←デイヴィス)


アーセナルは4-3-3

最近はまた4バックが定番となっている。今の守備が不安定な状況だったら3バックのほうが良い気もするが、みんな攻撃したいんだからしょうがない。新加入のムヒタリアンとオーバメヤンがスタメン。ウィルシャーも戻ってきた。ラムジーはどうした怪我か?

※得点者なし

3. 試合分析

それでは試合経過とともに分析していきます。

27分
(TOT)ソンフンミンが左サイドでボールを持って駆け上がって(TOT)エリクセンにスイッチ→(TOT)エリクセンが早めのクロス→うまく抜け出してフリーになった(TOT)ケインがヘディングシュート→危うくバーの上に外れる

前半唯一のチャンスっぽいチャンス。エリクセンのクロスは良かったしケインも上手くフリーになったと思うが、アーセナルのクロスへの対応が中途半端すぎる。個の問題なのか連携の問題なのかそれとも精神的な問題なのか。いづれにしても何とかしないと今後も安定して勝利することはできないだろう。

49分
(TOT)デイヴィスが中央左でボールをもらってちょこちょこドリブルしてからフリーで早めのクロス→(TOT)ケインが超高いヘディングシュート→(ARS)チェフもあきらめるしかないゴール!

デイヴィスはすごく良いクロスを送ったと思うが、そりゃあんだけフリーにしてたら良いクロスも入ってくるわ。この場面ではジャカがプレスに行かなければいけなかった。多少でもプレッシャーをかけていればあんなに良いクロスは入らなかっただろう。あそこまでクロスが良いとケインにとってはもはや必然。今日は精度の高いクロスから何度もピンチになっていたので、まずクロスを簡単に入れさせない守備が必要だと思う。

52分
(TOT)トリッピアーが右サイド敵陣深くから(TOT)ダイアーにバックパス→(TOT)ダイアーがまたもやフリーで早めのクロス→(TOT)ケインのすらしヘディングシュート→惜しくもポスト左へ外れる

戦術ケイン。とりあえずフリーだったらクロスあげちゃえ。あとはケインがなんとかすんだろ。という感じのやり方である。敵陣に入り込んでなくともフリーだったら早めにクロスを放り込み、それをケインがなんとかするというシンプルかつアーセナルの苦手な戦法。しかしなぜあんなにもケインはフリーでシュート打てるのか。教えてほしい。ケインが凄すぎるのかアーセナルのディフェンスがザルすぎるのか。

54分
(TOT)エリクセンが右サイドをドリブルで駆け上がって(TOT)トリッピアーにパス→(TOT)トリッピアーが(ARS)ウィルシャーの股を抜いて中央PA付近で待ち構えてた(TOT)ケインに浮き球パス→(TOT)ケインが強烈なダイレクト右足シュート→(ARS)チェフが真正面セーブ

アーセナルがオフサイド取られてからの早めのリスタートであっという間の出来事。アーセナルの今日のぬるさを象徴していた。トリッピアーはテクニックもあるしパス精度も高い。しかしなぜケインをフリーにしているのか。なぜなんだ。ケインだぞ?

57分
(TOT)エリクセンがPA付近のちょっと左から狙いすました右足フリーキック→(ARS)チェフが横っ飛びでビッグセーブ

トッテナムの後半開始から怒涛の攻撃が続く。後半開始直後、アーセナルが中途半端にプレスをかけようとしたところから一気に流れを持っていかれた。このシーンはチェフを褒めるしかない。ただチェフはこの試合とても悪かった。キックの精度や状況判断力の欠如。キックの精度はもとからだが状況判断の欠如は自信の喪失としか思えない。

68分
(ARS)エジルが中央を駆け上がり左サイドの(ARS)オーバメヤンにパス→(ARS)オーバメヤンがPA内まで持ち込んでクロス→クロスが跳ね返ったところを(ARS)ウィルシャーがワントラップして強烈な左足シュート→(TOT)ロリスがビッグセーブ

アーセナルにとっては本日初のビッグチャンス。中盤でうまくつないでから左サイドに展開。なぜか左にいるオーバメヤンからのクロスは微妙だったが跳ね返ったところが良かった。ウィルシャーは今日のアーセナルで唯一可能性を感じさせた。あくまでも可能性ね。

71分
(ARS)ウィルシャーから(ARS)コシールニーにバックパス→(ARS)コシールニーが(ARS)ウィルシャーに戻そうとしたところキックミス→こぼれ球を(TOT)ラメラがダイレクトで前線へフィード→(TOT)アリがゴール前フリーになって右足つま先でちょこんとシュート→惜しくもポスト右へ外れる

あたふたしすぎ。どうもアーセナルの守備陣は全員自信を喪失しているらしい。アリのキックミスに救われたが。危うく試合が決まってしまうところだった。まあもはや試合は決まっていたが。

72分
(TOT)フェルトンゲンが自陣でボールを奪ってそのまま駆け上がり前線の(TOT)ケインにパス→(TOT)ケインが胸で落として(TOT)アリ(TOT)ラメラとつないで(TOT)ラメラがそのままPA内に持ち込んで左足シュート→(ARS)チェフがナイスセーブ

エジルのパスミスからの失点。エジルにしてはらしくない意図のわからない無理やり出したようなパスだった。そのままフェルトンゲンにかっさらわれてまたもや決定機。怒涛の攻撃パート2といったところだがほんとよく1失点ですんだな。

76分
(TOT)ケインが(TOT)ロリスからのロングボールを上手くキープして(TOT)ラメラにパス→(TOT)ラメラから(TOT)エリクセンにつないで(TOT)エリクセンがクロス→ファーに走りこんできた(TOT)トリッピアーがドンピシャでダイレクト右足シュート→(ARS)チェフの真正面

ロリスとチェフの違いを感じた場面。ロリスはロングボールの精度が高く、ロリスから攻撃をスタートさせることができる。チェフは精度が低く、攻撃が途切れる。ただこの場面のようにシュートブロックに関してはチェフは最高である。せめてディフェンダーにつなげる人材がいればもっと組織的な攻撃ができるようになるのかもしれない。ケインもスゴイな。あんななんでもないゴールキックからチャンスを作ってしまう。

91分
(ARS)ベジェリンが(ARS)ウェルベックとの連携から右サイドを上手く抜け出してクロス→(ARS)ラカゼットが置きに行った右足ダイレクトボレー→宇宙の彼方へ

ここにも自信喪失者がいた。だいぶ置きに行った感満載でした。ラカゼットの特徴はそのシュート精度で、シュートの6割くらいは枠内に持っていく。それにしてもあんな強烈にシュートミスするラカゼットは初めて見たかも。そりゃしょうがないよ。自信もなくなるさ。ボス、なんとかして。

93分
(ARS)イウォビがセンターサークル付近でボールを持って前線にロングスルーパス→これが通っちゃって(ARS)ラカゼットがゴール前フリーになって右足シュート→無情にもポスト左に外れる

もう1度言おう。ラカゼットはシュート精度の高さが特徴で6割くらいを枠内に持っていく。ラカゼットが左利きだったら決まっていたかもしれない。もしくはクロスを出すべきだったのか。いや、あれで良かった。飛び出しも、ディフェンダーとの入れ替わりも完璧だった。ただ決めなければいけないんだ。それがストライカーの仕事なんだ。

4. まとめ

個人的なMOMはケイン。逆MOMはムスタフィ。MOMはトリッピアーも目立っていたので悩んだがやはり決勝点と、体を張ったキープや守備にも貢献したことからケインにした。今日は改めてケインという人物の凄さを知れた日となった。知りたくもなかったけど。トリッピアーもいいですね。クロスの精度も高いしテクニックもある。ベジェリン負けずに頑張れ。逆MOMはムスタフィ。0点だった攻撃陣から選出すべきなのかもしれないが、ムスタフィの軽さが目につきすぎた。ディフェンスラインやGKとの連携も取れていないようだし、パスの精度も低すぎるし、ちょっと他のプレミアリーグのCBと比較するとかなり差があるんじゃないか。ただすごく良いときもあるのでやはり自信の問題なんだろう。選手に自信を植え付けさせるのは監督の仕事だ。監督は何をやってる?あとムヒタリアンも今日はひどかったが、まあまだ2試合目なのでしょうがないか。というかアーセナルはみんなひどかった。こんな日もあるものと割り切るしかないか。

試合分析カテゴリの最新記事